備忘録キュリオス

非日常のカケラを集めよう

ライオンキング 2023/10/26 マチネ

最前列が拾えたので2回目の有明四季劇場へ行って来ました!

 

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今日の公演はレイヨウもティモンもテンション高めでございました。そして、全体的に演技が良い公演でした!

 

サークルオブライフ

ラフィキがレイヨウ達におーいってするのはデフォルトだと思うけど、その後鈴木ラフィキは歌い始めると歌詞を噛み締めるように目を閉じて胸に手を当てて歌っていて、ラフィキが司祭的ポジションで諭してるというかサークルオブライフの教えを説いてるというか、その役割を担ってるのを納得させてくれます。

間レイヨウは枠が高い声域を担うのもあるけど、テンション高めで高音も絶好調って感じでした。

レイヨウがお客様の近くで歌うのは解禁だけど、通路を通って行く動物達は未だ歌うの無いんですね。ちょっぴり寂しい。

 

飯村さんってシンバ演ってましたよね?今じゃシンバの面影がないスカー叔父さん。個人的にシンバとかフィエロとかよりスカーがハマり役だと思ってます。

 

鈴木ラフィキは声色の使い分けが素晴らしい。大草原前のズールー語の所は高い声で、「分かるかね?」で低めの力強い声。声の切り替えで場の空気を変えて来ます。

 

朝の報告

歌い始めにザスが唾を吐くけど、人によっては痰レベルを吐いて来る(笑)しかし、平田ザズはあっさり目です。そんなに笑いを狙ってくるタイプではないですね。

シンバが蝶を追いかけに行くと、内海ムファサは、息子が行ってしまった→ザズを見て、まぁ放っておいても良いかと微笑む→シンバを追いかけると、最初は王の威厳を出して報告を聞いているのに、やっぱり息子1番の優しいパパですね。

 

狩り

メスライオンダンサーの体幹凄いですよね。皆さんターンでブレないし揃っていて圧巻。舞台前方ギリギリでも堂々とターンしていてカッコいい。

 

早く王様になりたい

宮澤ヤングシンバも吉田ヤングナラも歌が上手で演技派。そして母音法がキツくない!

ザズが後半でパペット放して葉っぱ?か何かを持つじゃないですか?今まで手に持ってる物だと思っていたのですが、手袋なんですね!初めて気がつきました。

 

吉田ヤングナラはヤングシンバに「私の勝ち」っていう所が冷静でシンバよりも大人びて落ち着いてる感じでした。今まで観てきたヤングナラは「勝ち!」って語感が強くてシンバと肩を並べてる感じだったので新鮮でした。そして、ヤングシンバに「起こして」って言われると、ビシっと指を指して自分で起きなさいとしていてカッコ良くて好き。

 

喰ってやる

ハイエナトリオが皆さん元気がよろしく声量で殴って来ます。そんなにハイエナが元気だとヤングは震え上がりますよ?(褒めてる)

 

平田ザズが「サラビ様は怒ってませんか?」とムファサに聞く所でパペットと一緒に目をキラキラさせて高速瞬きをしていましたが、ムファサにサラビがカンカンに怒っていると言われると、目の輝きが消え固まっておりました。目も演技しておりました。

ここ最近ずっと内海ムファサしか観てないのですが、今でも間の取り方を変えて来るし、何なら相手によって演技変わってます?ザスに「冗談だ。ザズよ。」の所で、「冗談だ」でザズの顔を触って、ほぼ袖に行くくらい長めの間を取って、去りながら「ザズよ」だった。しかも「ザズよ」がめちゃくちゃ優しいし王様の貫禄溢れてました。良き。

 

覚悟しろ

ハイエナダンスで1番ターンが安定していたのは桧山さんでしたね。2回転になってから迫力に欠けるというかキレが無いというか、実はターン数が変わって残念に思っているのですが、上手な人はちゃんとキレがあって視線泥棒なんですよね。

あとは、飯村スカーの「俺の野望が〜」のハイトーンボイス良いですし、所作が美しいんですよ。杖を1回転させる手だとか、尻尾を扱う手だとかが美しい。

 

ヌーの暴走

宮澤ヤングシンバは遠吠えの練習の最後一声で「やったー上手く出来た!」って感じに手をグーで伸ばしてて、今まで観てきたヤングシンバ達と違って良いですね。

1階席で観るとヌーが駆け降りてくる演出が際立って見えて良いですね。初めて1階席で観た時感動しましたよ。そのくらいこのシーンも1階席で観るのがオススメ!

ハイエナトリオが上手に来た時に湿布の匂いがしたので、舞台ってハードだよなぁと思ってしまいました。

 

ハクナマタタ

ティモンってテンション高いというか高い声よく出すじゃない?今日の黒川ティモンはハクナマタタのアレンジが高めでした。

川辺プンバァがティモンにシンバを起こすように言ってる時、笑顔になりそうな優しい表情してるんですよね。本当に子ライオンだから恐れていないんだなと思いました。そもそも怒りの感情がないんじゃないかというくらい優しい雰囲気を常に纏っています。

 

ワンバイワン

未だに現アレンジに慣れませんw以前と違う歌詞入ってます?

間レイヨウのテンション高めに乗っかってなのか、デフォルトなのか分かりませんが、五十嵐さんも声域高めのアレンジ入ってました。

 

シャドーランド

空良ナラは低音ハスキーで良きってなったけど、台詞では普通に可愛いんですよ。アナ出来るくらい可愛いんですよ。でも、ベルトもまだまだ余裕ありそうですね?今後どの役にキャスティングされていくのか非常に楽しみです。

 

終わりなき夜

山下シンバは行動一つ一つが葛藤とか怒りとか悲しみとかが凄く見えて、この1曲ですごい心境の変化が激しいナンバーなんだと気づかされました。また、「夜はいつか終わる、日はまた昇る〜」の部分でシンバの声だけ少し前に出て来るイメージなんだけど、山下シンバは相当声量下げてアンサンブルに混じるように歌ってて、逆にそこ狙ってるって凄いですよね。それで、「そうだ!」で声量を爆発させるのね、もうさ、終わりなき夜にそこまで作り込んでくる山下シンバ凄いよ!

 

シンバとナラの取っ組み合いのシーンで空良ナラの手にシンバのドーラン付いちゃって、山下シンバの肩にも付いちゃってたけど、プライドランドに戻ったくらいでちゃんと綺麗になって出てきました。

 

お前の中に生きている(リプライズ)

山下シンバは怒りの表現を前に出して、ラフィキとの出会いで風向きが変わるまでは未熟なライオンを表現していると思います。今まで観てきたシンバと違う表現で山下さんなりのシンバを作ってるように感じます。

ここでも鈴木ラフィキの声使いが光ります。歌い始めは高め(ファルセット?)でズールー語の部分で低め(ベルト?)この声の切り替えで場の空気を変えて来るのが、場が締まって良いんですよ〜

 

決闘

山下シンバがスカーとの対決で、スカーの杖を掴んだ時に勢いでスカーがバランスを崩す振りがしっかりしてて、やっぱり山下さん自体しっかり役を作り込んでいて良い!人によっては掴んだ勢いでバランスを崩すのが曖昧で何故スカーが落ちたのか分かりづらい事があるんですよね。

 

カテコ

最近まで世の中の流れで4回程度で終わっていたのが、久しぶりに6回以上?幕が上がりました。さすがに皆さん嬉しそうで、飯村さんや宮澤さんは素の笑顔でしたね。

 

久しぶりにブログで全編通して書いたので、追記があれば追加します。やっぱり複数回観てる作品の方が感想を書きやすいですね。